子どもが急に発熱!病児保育を利用するための基礎知識
病児保育ってどんなサービス?基本をわかりやすく解説
病児保育とは、「保護者にかわり病気の子どもを預かり、保育や看護を行なうこと」をいいます。
自治体などが実施する病児保育事業では、共働き家庭など保育が必要な子どもを対象とし、仕事を休めない親のかわりに看護師や保育士が子どもを預かりケアを行ないます。
対象となる症状や病気は?利用できるケースとできないケース
⭐︎対応出来る病気
風邪や消化不良症(多症候性下痢)等の乳幼児が日常罹患する疾患
喘息等の慢性疾患
骨折等の外傷性疾患
下記の感染症疾患
インフルエンザA型B型
溶連菌感染症
百日咳
手足口病
<病児保育を利用できない症例>
解熱剤の効果が見られない
水っぽい便が頻発している
喘息の症状がひどく、呼吸困難になっている
下痢や嘔吐が頻発して、脱水症状の兆候が見られる
医師から受け入れ不可と判断された場合
<病児保育可能な病気>
風邪/気管支炎/扁桃腺炎/下痢/中耳炎、外耳炎/外傷、突発性発疹/上気道炎/咽頭炎、扁桃炎、喉頭炎/気管支炎、喘息、喘息様気管支炎 など
利用の流れ|事前登録から当日の預け入れまで
病児保育を利用する流れは?
1 事前の利用登録 近隣の病児保育施設を探す …
2 子どもの発病
3 病児保育施設の予約 受け入れ可能な病気かどうか病児保育施設に確認する
4 持ち物の準備 病児保育施設が指定する持ち物や書類を準備する
5 医療機関の受診 …
6 病児保育施設に子どもを預ける
7 お迎え
病児保育を利用する際に必要な持ち物と準備のポイント
⭐︎ご利用時に必ずお持ちいただくもの
利用申請書様式2
健康保険証
子ども医療費助成受給券
母子健康手帳
お薬手帳
病児保育室あおいとりカード 必要事項をご記入してきてください
着替え一式2組以上
バスタオル1枚
⭐︎準備のポイント
利用に先立ち、保護者の方の氏名や住所、勤務先、お子さんの病歴や予防接種の履歴、アレルギーの有無などを書類で提出します。実際に病気になってからだと、手続きに時間がかかってしまうため、保育園が決まったタイミングで登録しておくことをおすすめします。
予約はどうする?申し込み方法とキャンセル時の対応
⭐︎予約: 事前登録後、利用を希望する日に予約が必要です。予約方法は、電話、Web予約システム、または直接施設への連絡など、施設によって異なります。予約は、利用日の前日や当日のみ受け付けている場合もあります。また、予約時に病名、利用時間、個人情報などの必要事項を入力する必要があります。
⭐︎キャンセル: 予約のキャンセルは、原則として可能ですが、キャンセル期限や方法が定められています。キャンセル期限を過ぎたり、無断キャンセルを繰り返すと、次回以降の利用を制限される可能性があります。キャンセル待ちがいる場合、早めの連絡が求められます。キャンセル連絡方法は、電話、メール、留守番電話など、施設によって異なります。
「本当に大丈夫?」保護者の不安を解消するQ&A
Q2:保育園、幼稚園に通っていませんが預かってくれますか?
お答え
保護者の方が、社会的やむを得ない事由(仕事、傷病、事故、出産、冠婚葬祭)により家庭で育児、看ることが困難な場合お預かりします。
Q3:どんな保育をしてもらえますか?
お答え
8時30分から18時まで看護師、保育士の専門スタッフが常駐しておりお預かりします。
一日のプログラムとして、検温、医師の回診、食事、ミルク、おやつ、水分補給、おむつ・排泄のお世話、午睡など安静の確保、あいだで遊びなど保育の時間を取り入れお子さまお一人おひとりの症状や年齢・月齢に合わせた保育・看護を行います。
まとめ|いざという時に慌てないために“今”できること
病児保育は、共働き世帯やひとり親家庭にとって、なくてはならないサービスになりつつあります。いざという時に慌てないためにも、事前に登録しておくなど早めの準備を心がけましょう。